第1回沖縄100Kのゲストランナー越智利国さん(52歳) からのアドバイス第2弾!

越智利国さんは、1986年に始まったサロマ湖100kmウルトラマラソンを2016年まで
全31回すべて完走されているウルトラランナーです。
今回は、レース時のウエアに関するアドバイスと、開催日が近づき完走が不安になっている
ビギナー層のみなさんに心強いアドバイスを頂きました。

<レース時のシューズ・ウエアについて>

■シューズ
シューズは、疲れないはき慣れたものを選びます。靴下とシューズの相性も練習で確認しておきましょう。
ソールの薄いシューズの場合、脚が持っても、レース後半の内臓疲労につながる場合もあるので注意が必要です。

■ウエア
ウエアは、あらゆる天気を想定して暑いと寒い両方の場合に備えられる様に準備します。
下記のウエアを事前に準備し、練習で使用してテストすることがお勧めです。
半袖Tシャツ/長袖Tシャツ/ランニングシャツ/ランニングパンツ/ハーフタイツ/ロングタイツ
帽子/サングラス/手袋/手ぬぐい/シューズ/ソックス/腕時計など
長時間同じウエアを着て走ることで、肌とウエアの擦れによる炎症が起こるケースも少なくありません。
沖縄100Kでは、50kmのレストステーションで着替えを準備しておくこともお勧めします。

■その他
私は、レース中に200〜300ml容量の水が入ったボトルを携帯して走る様にしています。
ボトルを携帯することで、2つの利点があります。
1つは暑さと脱水対策として、もう1つは痛み対策としてです。
痛む部位や、疲労を感じる部位に水をかけると症状が改善し、いつもより走り続けられることがあります。
暑さや疲労を感じる場合にも、頭部や首、背中に水をかけると、疲労を軽減し走り続けられます。
ボトルを携帯し、走る余裕があれば、ぜひ実践してみてください。

<10kmを1時間で走れれば完走も夢じゃない?>

10Kmを1時間以内で走れる人であれば、完走できる可能性は十分あります。
10Km走ったら給水給食をしながら止まらずに5分間歩く、
次の10km先のエイドでも給水給食をとったら5分歩く、と10km走を繰り返し行います。
疲れてきたら5Kmごとに歩きを入れても良いでしょう。
走れる所まで走って疲れ果ててから歩いても、中々早くは歩けず走りも復活しません。
制限時間内での完走を目標とするランナーは関門時間を想定し、最初から計画的に歩くことも方法の一つです。

<沖縄100Kの坂道攻略について>

登り坂は疲れてしまうかもしれませんが、着地衝撃は小さく故障の心配が少ないです。
登り坂はウルトラマラソンの最大のスパイスと考え、思いっきり楽しみましょう!
登り坂を走るポイントは腕振りです。脚をリードするつもりで、しっかりと振りましょう。

下り坂は慎重に降りないと着地衝撃が大きく故障の原因となります。
リラックスして足裏全体で軽く着地するように意識しましょう。

以上です。
みなさん、当日はフィニッシュでお会いしましょう!

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